■動物も人と同じ「命」をもって生きています
どんな動物も人間と同じで、ケガをしたら血を流し痛いと感じ、病気になれば苦しみます。おかあさんになった犬や猫が、子どもを守って大切に育てるのも、人間と同じです。
ペットとして飼うことができる動物は、人間とは違う種の動物ですから、生態(せいたい)も習性も違います。でも、言葉が通じなくても、動物と愛情をかよわすことができます。それは彼らにも、嬉(うれ)しいと思ったり、楽しいと思ったり、哀(かな)しいと思う「心=感情」があるからです。
人と一緒に暮らすことができる多くの動物たちは人間よりも短い寿命(じゅみょう)しか持っていません。
ゲームであればリセットボタンを押せば生き返りますが、死んでしまったらそこで終了。温かくて柔らかかった身体(からだ)は、やがて冷たく硬(かた)くなってしまいます。精一杯(せいいっぱい)の眼差(まなざ)しを返してくれた瞳(ひとみ)には、何も映らなくなります。
もし、あなたが動物と共にくらし始めたら、彼らとは限られた時間しか一緒にいられないことを覚えておいてください。
■人と暮らす動物は健康できれいです
野良犬(のらいぬ)や野良猫(のらねこ)をみたことがありますか?
家の中で飼われている猫はとてもきれいな毛並みをしていますが、外にいる野良犬や野良猫は、ぼさぼさの毛で、薄汚れて、そして病気にかかっている犬や猫がたくさんいます。
人のそばで、人が手をかけてあげると、動物はきれいに、健康になれます。
もしあなたが外で、傷ついてボロボロになっている動物を見つけても、決して嫌ったりいじめたりしないでください。彼らは、その環境の中で精一杯毎日を生きているのです。
■決して捨ててはいけません
野良猫はどこから来たのでしょう?
野良猫のおかあさんから生まれた2世や3世もたくさんいるでしょうが、元々、野良猫という野生の猫は存在しません。
誰かが捨てたから、彼らは野良猫になってしまったのです。
ずっと家の中で飼われていた動物を外に放せば、自分で餌(えさ)をとって生きていくことができると思いますか?
飼い主から決まった時間にご飯をもらっていた動物は、自分で狩りをしたことがないので、上手にできないこいとの方が多いでしょう。
自分で狩りができないと、ゴミ箱をあさったり、誰か優しい人が食べるものをもらえないかな〜と、ただただ待ち続けるのです。
家の中で雨に濡れたこともなく、寒い北風も知らない動物は、そのうち病気になったり車にはねられたりして死んでしまいます。
「動物が好きだから飼った」という人が、最後まで面倒をみられなくなって捨ててしまうのです。
そんな人は、本当は動物が好きな人とはいえませんね。
■動物を飼うということは「命」を預かること
動物が大好きで、いますぐに動物を飼ってみたいと思っているあなた。
でも、例えば住んでいるマンションではペットを飼うことが禁止されていたり、家族の誰かがアレルギーで動物と暮らせなかったりして、反対されているとしたら…。
そんな状況で飼われた動物は幸せに暮らせると思いますか?
大好きだから一緒に生活したい! と思う気持ちはわかりますが、大好きだからこそ、きちんと最後まで面倒がみられない状況で飼ってはいけません。
動物を飼うということは、その動物の「命」を預かり、責任を持つということなのです。
動物のことが好きだったら、その動物の幸せを真剣に考えてください。
いつか、あなたが自分の力でお金を稼(かせ)ぎ、ペットを飼うことができる家に住み、家族みんながペットを迎え入れることに賛成してもらえたとき、はじめて、あなたは動物の「命」を預かる事ができるのです。 |
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